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腐り始めた床板

希望のなかに不安が混じる白雲に工場の煤煙が溶け込むように不安のなかに人の営みが交錯するわたしが居なくなればわたし以外はなくなるというのに諺を思い出してみる思い出した諺は他人事の営みのなかに消えた腐り始めた床板に雨漏りの染みが生まれる腐り始め...
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【自作詩】フラワーベース

二十歳の頃は肉体の中に心がちゃんと収まっていたいまでは、心の三歩後ろを肉体がちょこちょこついてくるこの心は透明なガラスでできた四角い器フラワーベースだけれどそこには水も花卉も入っていない空っぽだった人生の危機とは、心が肉体を持て余すようにな...
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【自作詩】見えないものの輪郭

透明なものなどこの世にはなくて透明なもの半透明なものもすべて輪郭が浮かびあがる輪郭という曲線が直線となりやがて刃先となってわたしのこめかみと喉仏に突き刺さるだけその、一歩先を理解する人は少ない一歩手前では無理解と同じだ銘酒を燗して味わうとき...
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【自作詩】消えた星を確かめて

消えてなくなってしまった星を見つめるため夜眠る消えた星とわたしがいるといういまここと背後に、見えずに聳える過去と一直線で結ばれてわたしはキリンの夢を見る夜空はいつもプロセスチーズ歯型にカットされてスライスが海に落ちイルカが白い腹仰向けにして...