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大竹伸朗展の鑑賞メモ丨丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

香川県は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催中の「大竹伸朗展〈網膜〉」を鑑賞した。大竹伸朗氏は愛媛ゆかりの現代芸術家で、県南部の宇和島市を拠点に活動している。愛媛でも定期的に大規模な展覧会が開催されているが、今回は香川まで足を伸ばした。大竹伸朗...
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食い尽くされた時代に

神が消費され自然が消費され人も消費されてあなた自身も消費されたモノのなかに消化される。壊し尽くし食い尽くしあら探しし尽くして私たちは凍ったゼロの瞬間に閉じ込められる都市が広がるように心は広がらない誰かが広がっていく波を堰き止めているもうこの...
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ガラス越しに見ている窓の積乱雲の

おとなにはなれずこどもじみたままこどものままかと思いきや若いと言われることもあるなどどこか全人口が集まるところの中心で誰にも見えないわたしになって踊りながら透明な空気を歪めて不透明なじとじとの空気に変えたい都会で紛れる生活と田舎で目立つ生き...
アート

真実か贋作か?高知県立美術館で考えた作品の「価値」

ニュースで知った高知県立美術館の贋作発覚問題。その作品が展示されると聞き、早速高知へ向かった。高知への旅:美術館へのアクセスと雰囲気松山から高速で2時間ほど。高知インターから続く高架の自動車道の高知中央ICで降りてすぐ美術館で、大変アクセス...
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切っ先の角度

すべてをあきらめてはいないのだけれどすべてをあきらめるようにやさしくささやきかける成分のたっぷり入った泥に浸かっているようでどこかしらない洋館のフロアで一歩踏み出すと100もの亀裂が走っていってあきらめたものをひとつずつ数えてしまうあきらめ...
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プログラミング学習で見えた英会話の「本質」──壁を乗り越える共通のモチベーション

オンライン秘書としてシステム開発会社の社長秘書を務め、この春で1年半になります。特に最初の1年間は、プロジェクトマネジメントやAI開発といった専門的なテーマが多く、プログラミング言語の種類やプロジェクトマネジメントの全体像など、必死で知識を...
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美術家のおばあちゃんが教えてくれること

​「学校に馴染めない中学生の娘さんがいて、悩んでいる」と聞きました。学校という枠の中でうまく溶け込めないとき、子ども自身も、そばで見守る親御さんも、とてもつらい気持ちになりますよね。でも、もしかしたらそれは、その子に与えられた特別な才能や、...
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水風呂はプールに変わる

川の水を引いたプールで泳ぐプールは日帰り温泉に水風呂に変わる誰もいない朝日の木漏れ日が差し込む浴場氷を浮かべたくらい頭がキンキンと痛むくらいの夏の川の水平泳ぎをしながら水風呂の端っこにタッチするそこでくるりとからだをひっくり返して天井を見つ...
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田舎暮らしと車の関係を見つめ直した話

「田舎は車がないと暮らせない」とよく言われる。たしかに、地方で生まれ育った私にとって、子どもの頃はちょっとした買い物を徒歩や自転車でカバーできても、大人になると通勤や通院、買い物や遊びまで、マイカーなしでは移動が困難になった。地方のバスや電...
今夜の読書メモ

エリクソン流セラピーに学ぶ「失敗の価値」:自信を育む逆転の発想

失敗を受け入れる勇気:エリクソン流セラピーから学ぶジェイ・ヘイリーの「アンコモンセラピー:ミルトン・エリクソンのひらいた世界」を読んでいて、非常に印象的な一節に出会いました。ミルトン・エリクソンの治療のアプローチが端的に示されている部分で、...