松山銘菓の薄墨羊羹(うすずみ ようかん)は、べたっとした甘過ぎ感もなくスッキリスイート。
子どもの頃から羊羹と言えばこれでした。
愛媛ではタルトとともに有名で、地元でもよく食べられます。
薄墨桜は、松山銘菓・薄墨羊羹を生み出した銘木
その薄墨羊羹の由来となったのが松山市北東部の伊台地区にある薄墨桜です。
今より千年もの昔。
天武天皇の皇后が四国・道後へ湯治に訪れた折、名刹東光院西法寺にて病気平癒の祈願をされたところたちまち全快され、その礼にと天皇から賜った名桜が「薄墨桜」であると伝えられています。
中野本舗伝統の「薄墨羊羹」は、その名桜に因んだ松山銘菓として広くご賞味いただいています。
西法寺に今も花咲く薄墨桜
薄墨桜は現在も天台宗の西法寺の境内にあります。
駐車場から裏口へ向かうと、花びらの絨毯。
花の名残は凄まじいですね。
薄墨桜は松山市指定天然記念物。
2代目、3代目など、何種類か植わっています。
昨夜の雨と強い風で見事に散り際でしたが、まだまだ楽しめました。
このまん丸い、ころんとした佇まいが可憐ですね。
境内にはチューリップやビオラといった春の花が桜の下で元気です。
花見と散策にぴったりの古刹
松山市の中心部からわりと離れているにもかかわらず、ぽつぽつやってくる観光客はすぐに帰って行ってました。
なぜだろう。
広くはない境内ですが、30分ほどゆっくりと花を楽しみました。
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