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キュレーションサイト記事で初心の苦しさを思い出す

もう3年以上前の話ですが、あるとき、書くのに『砂を噛む』ような記事案件をつい入れてしまいました。あるクライアントさんから、どうしてもって感じで頼まれてしまって。いつもなら依頼内容と単価を見て断るんですが、珍しくつい情にほだされてしまいました...
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ライターあるある|方言問題 〜「しまう」をどこに『始末』

以前やっていた、住まいに関するキュレーション記事案件での話。『収納』がキーワードでいくつも記事を書いて納品したところ、あるとき、表記で気になる点があると指摘されました。『仕舞う』って使わない!?「本を本棚にしまう」「服は衣装ダンスに仕舞って...
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時間、この世でもっとも苦手なもの

幼い頃から、時間というものの感覚がつかめないまま、すっかり大人になってしまった。この世で、一番私が理解が難しいもの、それが時間であり、この地上では時間は極めて等間隔に過ぎていく。異なる時間を持つ人たちのなかで体感的に時間が伸び縮みするものだ...
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生煮えの「日本の今」を頬張り続ける、私

日本がますます壊れていく。この国がどんどん悪い方向に向かっている。漠然とした感覚であっても、そう悲観的にならざるをえない現状のなか、このままこの社会が行き着く果てはどうなるのだろうか。そう肌で感じている人も少なくないだろう。「今の若者はダメ...
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【自作詩】可動式の塀

年をふるごとに人生の終着点が遠ざかっていくそして命の終わりが近づく生き方は未完成でそこにゆらぎがある時間が薄まっていく追い掛けられる時間より追い掛ける時間が増える暇つぶしが日々の目的となり人生を支配するものは時間ではなく生き方に内蔵される無...
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【自作詩】消えた星を確かめて

消えてなくなってしまった星を見つめるため夜眠る消えた星とわたしがいるといういまここと背後に、見えずに聳える過去と一直線で結ばれてわたしはキリンの夢を見る夜空はいつもプロセスチーズ歯型にカットされてスライスが海に落ちイルカが白い腹仰向けにして...
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【自作詩】世界を切り開く日

処女は一度経験を持つと 処女ではなくなるが人は一度世界を経験すると 永遠の少年ではなくなってしまうぼくは目の前の世界の ずっと 処女だから果てしなく 今 ここにいることだけで 緊張してしまう言葉を発することそれは いつもいつも真新しい世界と...
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働く目的で変わる1日あたりのちょうどいい文字数

今日は自宅メインでお仕事をしていました。本日書いた文字数2,000文字を3本、1,500文字を1本。記事ごとに足が出るので、1日の合計で1万字ぐらいでした。たぶんライター業の中ではかなり少なめなのでは?と思います。デスクワークならではの疲れ...
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独立開業ならラーメン屋で、なんて考えていた幼稚園児の話。

昔から、「大人になったらなりたいもの」といえば食べ物屋さんやお店屋さんなど、今でも根強い人気がある。もちろん花屋さん、ケーキ屋さんといったサービス業や飲食店の夢のまま大人になって独立開業を実現する人は少ないかも知れない。夢はラーメン屋さん私...
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【詩】月の向こう側

いまわたしはどこに立っているのかあの満月も向こうに回れば暗闇を司る新月記憶の図書館の中央で昔の記録が飛び交ういま未来に頭を打って死ぬと過去が日の出と共に上がる戸籍に小さな名前だけを刻み住民票で召し上げられる人頭税の人生すべてのつながりは〈ヴ...