writing

writing

【自作詩】消えた星を確かめて

消えてなくなってしまった星を見つめるため夜眠る消えた星とわたしがいるといういまここと背後に、見えずに聳える過去と一直線で結ばれてわたしはキリンの夢を見る夜空はいつもプロセスチーズ歯型にカットされてスライスが海に落ちイルカが白い腹仰向けにして...
writing

【自作詩】世界を切り開く日

処女は一度経験を持つと 処女ではなくなるが人は一度世界を経験すると 永遠の少年ではなくなってしまうぼくは目の前の世界の ずっと 処女だから果てしなく 今 ここにいることだけで 緊張してしまう言葉を発することそれは いつもいつも真新しい世界と...
writer-material

働く目的で変わる1日あたりのちょうどいい文字数

今日は自宅メインでお仕事をしていました。本日書いた文字数2,000文字を3本、1,500文字を1本。記事ごとに足が出るので、1日の合計で1万字ぐらいでした。たぶんライター業の中ではかなり少なめなのでは?と思います。デスクワークならではの疲れ...
Blog

独立開業ならラーメン屋で、なんて考えていた幼稚園児の話。

昔から、「大人になったらなりたいもの」といえば食べ物屋さんやお店屋さんなど、今でも根強い人気がある。もちろん花屋さん、ケーキ屋さんといったサービス業や飲食店の夢のまま大人になって独立開業を実現する人は少ないかも知れない。夢はラーメン屋さん私...
poem

【詩】月の向こう側

いまわたしはどこに立っているのかあの満月も向こうに回れば暗闇を司る新月記憶の図書館の中央で昔の記録が飛び交ういま未来に頭を打って死ぬと過去が日の出と共に上がる戸籍に小さな名前だけを刻み住民票で召し上げられる人頭税の人生すべてのつながりは〈ヴ...
poem

【詩】峠を越えて海に出る

家の清らかな記憶と汚れた血肉が森の湖水に沈んでいく峠を越えて海に出る黒い土地が見えない潮でコーティングされてただの砂になる峠を越えて海に出る雨が森を流れて立木が枯れ魚が干上がってもお菓子の家が輝いている峠を越えて海に出る泥水の偏った心が何度...
poem

【詩】透明なタイミング

「ボクじゃなくてもよかった」とあくまで、前向きにそう宣言するときすべての時間が巻き戻されて止まっていたタイミングが動き出す『だれでもよかったのに、ただたまたまそこにいただけということ』そうピストルを持たないガンマン同士が背中合わせで時を数え...
poem

【詩】あさひを溶く魔法

きづかなくていいんだよということにきづいてしまうとこのせかいのめっきがまたひとつはがれて宇宙を舞う石の上にたった一人で立って地球を覗くとみどりの樹液が地軸をつたって落ちた金星にぼくの真実を置いてきたすうっと魔法がとけて眉間のしわを古代の文字...
poem

【詩】押戸石(おしとのいし)

阿蘇を旅したとき360度なにもない草原の真ん中に立った押戸石という巨岩だった』北斗七星を、北斗七星が裏打ちされた、地上に置き石として。王国の宮殿の礎石中心はここだと磐の精が云う一時が一昼夜に伸び縮みをして一瞬で。草原にホログラムの360点へ...