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腐り始めた床板

希望のなかに不安が混じる白雲に工場の煤煙が溶け込むように不安のなかに人の営みが交錯するわたしが居なくなればわたし以外はなくなるというのに諺を思い出してみる思い出した諺は他人事の営みのなかに消えた腐り始めた床板に雨漏りの染みが生まれる腐り始め...
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その先の2秒前で

滝の落ち込む2秒前の、河瀬にいる わたしワクワクしながら待っているこれからピークを過ぎていくところからが正当な 幕開け要らない物を処分する たびに要らない自分を処分している ようでこの場にしゃがみこみ うずくまって全身の表皮は 剥がされた赤...
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木石が高く評価される

見える世界を 見えない世界で解決しようとするしようとすると人は自ら陶酔する見えない世界を 見える世界で解決しようとするしようとすると人は木石のような単純機械的な日々を送ることしかできないわたしはいまから日の光をあつめ月の光に変換する装置をつ...
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食い尽くされた時代に

神が消費され自然が消費され人も消費されてあなた自身も消費されたモノのなかに消化される。壊し尽くし食い尽くしあら探しし尽くして私たちは凍ったゼロの瞬間に閉じ込められる都市が広がるように心は広がらない誰かが広がっていく波を堰き止めているもうこの...
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ガラス越しに見ている窓の積乱雲の

おとなにはなれずこどもじみたままこどものままかと思いきや若いと言われることもあるなどどこか全人口が集まるところの中心で誰にも見えないわたしになって踊りながら透明な空気を歪めて不透明なじとじとの空気に変えたい都会で紛れる生活と田舎で目立つ生き...
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切っ先の角度

すべてをあきらめてはいないのだけれどすべてをあきらめるようにやさしくささやきかける成分のたっぷり入った泥に浸かっているようでどこかしらない洋館のフロアで一歩踏み出すと100もの亀裂が走っていってあきらめたものをひとつずつ数えてしまうあきらめ...
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水風呂はプールに変わる

川の水を引いたプールで泳ぐプールは日帰り温泉に水風呂に変わる誰もいない朝日の木漏れ日が差し込む浴場氷を浮かべたくらい頭がキンキンと痛むくらいの夏の川の水平泳ぎをしながら水風呂の端っこにタッチするそこでくるりとからだをひっくり返して天井を見つ...
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あなたの思いを

相手のことば・ジェスチャー・表情・息づかいたったひとつの「愛」という言葉さえもいつから別の意味を考えひねくれた受け取り方をするようになったのだろう目の前のひとの〈思い〉をいっさい言葉にすることなく解釈することなく裏を考えたりすることもなくた...
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悪口と愚痴と希望と

早く わたしの中の空気よ軽くなりたい人は 重たい空気を足元に絡ませながら生きているのなら生まれた土地を忌み嫌うことは母なるものを憎悪することなのか悪口と愚痴と批判と非難とが入り乱れる私に米騒動とええじゃないかを教科書で習ったときのよくわから...
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【詩】一歩先のじぶん

じぶんが じぶんの 一歩前を歩いているそんな生き方をじぶんが じぶんの 後ろから付いてくるそんな生き方ではなくて見る のではなく見届ける こと知る のではなく知り尽くす ということ聞く のではなく聞き惚れる ということ愛する ではなく愛し抜...