【詩】ゼロをイチに変えるということ、イチから無数に広げられると自負している人

数字 poem

あるとき友人が、見えない世界を取り扱う世の中には

ゼロをイチにする人と

イチを10や100や1000にする人と

2種類いるのだといった。

どのくらいの比率なのかと尋ねると

イチを無数に広げられる人ばかりだという、

ゼロをイチにする人はまったくといっていいほどほとんどいないらしい。

友人にあなたはどうなのかと質問すると

わたしはイチをわずかに広げられる人に過ぎないのだと答えた。

そして、イチを広げられる人は自分たちはあくまで

ゼロをイチにして、たくさん広げているのだと自負しているのだという。

ある日のこと、

その世の中で著名なイチを無数に広げられる人が

たくさんの弟子なのか生徒なのかと一緒に

世にあまり知られていない聖地を訪れたのだという。

しかし、そこでゼロからイチに変える人だと自負していたその人は、

少しばかり方向のズレた自尊心が故

帰り道で転倒してケガを負ったそうだ。

なぜケガをしたのだろうか。

その日の午後、誰も名を知らぬ、ゼロからイチに変えられる人がその聖地を一人静かに訪れて

ざわついたその場の入口を浄めて去って行った

そうだ。

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