【詩】骨格
骨格のような人生 のような骨格が。 無数に方々へと散らばって 私は私の骨を拾う ぬるりとした人生 気づけば自ら首を絞め...
◆ なかがわ たいろう、こころの放浪日記◆
骨格のような人生 のような骨格が。 無数に方々へと散らばって 私は私の骨を拾う ぬるりとした人生 気づけば自ら首を絞め...
あるとき友人が、見えない世界を取り扱う世の中には ゼロをイチにする人と イチを10や100や1000にする人と 2種類いる...
気軽に仲間に誘ってくる人たちが多くて どうして 閉じられた世界でしか使えない通貨ばかり 溜め込もうとするのか 開かれ...
近所の男の子、 よく話しかけてくれる その子の家からこちらにやって来る 長袖シャツを裏返しに着て ごあいさつをしてくれた と思...
私はいま どこにいるのかどこを彷徨っているのか日本にいるのか日本という国にいるのかそれともただ単に日本列島という土地に立っているだけなのか...
冬空の下 湖面を覗くと 5歳の時の僕がいた その時 君は 一体 いくつだったのか 山から吹き降ろす風は 君のその表情ほど凍り付いてな...
いまわたしはどこに立っているのか あの満月も向こうに回れば暗闇を司る新月 記憶の図書館の中央で昔の記録が飛び交う いま未来に頭...
家の 清らかな記憶と 汚れた血肉が 森の湖水に沈んでいく 峠を越えて 海に出る 黒い土地が 見えない潮でコーティング ...
「ボクじゃなくてもよかった」と あくまで、前向きにそう宣言するとき すべての時間が巻き戻されて 止まっていたタイミングが動き出す ...
きづかなくていいんだよ ということにきづいてしまうと このせかいのめっきがまたひとつはがれて 宇宙を舞う石の上にたった一人で立って...