志摩市磯部の佐美長神社から車で数分の「鸚鵡岩(おうむいわ)」へ向かいました。
古びた駐車場に車を停めて散策路のような小径を登って行きます。
倭姫機織場
最初に見えてきたのは倭姫機織場(やまとひめのはたおりば)です。
とても柔らかな岩肌で夏の朝霧の湿り気に包まれるような母性的なエネルギーが満ちていました。
鸚鵡岩の語り場
もうちょっと上がったところに鸚鵡岩の語り場がありました。
そもそも鸚鵡岩とは「おうむ返し」というように山のこだまのごとく相手の言った言葉が別の場所から聞こえてくる岩をいいます。
鸚鵡岩は巨大な一枚岩
岩自体は幅が127m、高さが31mもある一枚岩です。
「語り場」で話した言葉が50m離れた「聞き場」にいる人には岩から声が出ているように聞こえるとのことです。
一人だったので試すことができなかったのが残念でした。
玉依姫
鸚鵡岩の中央下部には玉依姫さまの小祠がありました。
岩肌に近づいてみると、タイムマシーンの中に吸い込まれて行くような磁場のうねりを感じます。
重さはほとんど感じず、むしろすっきりとした湿り気が印象的な磐座でした。
展望台から志摩が一望
鸚鵡岩の頂上部はとても見晴らしの良い展望台になっていました。
眼下のまちなみが夏の朝日にきらめいていて、空に吸い込まれそうになりました。
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