おとなにはなれずこどもじみたまま
こどものままかと思いきや若いと言われることもあるなど
どこか全人口が集まるところの中心で
誰にも見えないわたしになって踊りながら
透明な空気を歪めて不透明なじとじとの空気に変えたい
都会で紛れる生活と
田舎で目立つ生き方と
どちらがいいか
生きることと生き方と人生が結びついていない
場所と魂と意識がちぐはぐで
日々平坦な時間のぬかるみに足元がめりこんでいく
ガラスの窓越しに世界を見ている
高級な、動物たちの世界を見ているわたしはガラス窓のこちら側で飼われている
見えるということ
感じるということ
けれど
触れられないということ
抱きしめられないということ
もう。背中にしがみついた死に神という名の積乱雲を振り捨ててもよいのだと