沖縄と琉球に揺れて(1)初めての沖縄

Journey

関西空港からジェットスターで約2時間。

夕方4時前、4月中旬なのに蒸し暑く日差しもきつい。

さすが沖縄だ。

2014/04/18 沖縄1日目

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那覇空港に降り立ってそのままゆいレールに乗り、首里へと向かう。

今回の旅は前持ってある程度の計画は立てているものの、予定を入れ替えたりすることが多くなると予想していた。

沖縄一日目。

疲れていることもありこのまま宿の最寄り駅で降りることも考えながら、綺麗な車内の座席に腰を掛ける。

那覇空港周辺は自衛隊の基地があり、窓から真下を覗くと自衛隊のトラックが2台出ていて訓練をしていた。

いきなり沖縄らしい光景で洗礼を受ける。

 

2番目あたりの駅から下校の高校生がたくさん乗り込んできた。

うるさく騒がれると嫌だなと内心思ったが、たまたまなのか皆おしゃべりの声も控えめで立ったまま座席に座る子供達もあまりおらず、感心した。

 

初めての沖縄なのでついつい車内の乗客の顔を眺めてしまう。

ちょうど目の前に立っている高校生の男女を見ていると、いまどきの子供たちというには放つ雰囲気がのんびりしていて、わりに純朴な感じがした。

居合わせた乗客に自分がイメージする沖縄顏の濃い面立ちの人はほとんど見つからなかった。

 

県庁前、美栄橋(みえばし)とゆいレールが進むに連れて、車窓の景色もビルやマンションが増えてくる。

那覇の中心部は丘陵地に広がっているらしく、首里に近づくほどゆるやかな傾斜がついてきて、びっしりとセメントの建物が立っていた。

昭和50年代に建てられた海の家のような古びたセメントの家やマンションの街並みが那覇の町にぐっと広がっている、という印象だ。

モノレールに乗って

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ゆいレールも終点に近づくと、右手の方向に首里城の瓦屋根が見えてくる。

那覇に来た実感が湧いてきた。

 

首里駅で降りて事前に考えていたように首里城を見学しようと思ったが、急に気が変わり与那原(よなばる)町までバスで行こうと思い立つ。

本来は翌々日あたりに行こうと思っていたが、今日がタイミングらしい。

 

駅の改札で与那原までの行き方を教えてもらい、最寄りのバス停である鳥堀まで歩いた。

 

バス停の場所がわからず女子高校生の2人組に尋ねてみる。

都会と違って話しかけやすく、答え方も田舎なのんびりの時間を感じて面白かった。

やはり子供達が放つオーラというのがその町のいろいろなものをよく語ってくれる気がする。

 

すぐに与那原行きのバスが来た。

前側の扉しか開かないので乗り込もうとすると運転手さんが手で待ての合図をくれる。

降車客が降りて来て、その後乗り込むことができた。

ドア開閉の経費削減なのか沖縄の田舎へ向かうバスはこのスタイルなのかもしれない。

 

与那原町は那覇市より二つ隣町で、30分ほど掛かった。

中心部のバス停で降りて、旧市街の方へ歩いていく。

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