立春過ぎても雪は降るわ、寒さはひどいで大変な今年の冬が続いている。
数日前、夜中あまりに寒すぎて、暖房をつけてもいまいちだめで、朝までほとんど眠れない夜もあった。
外出先で体が冷えたときに熱い飲み物でほっと生き返ることがある。
自宅ではそんなとき生姜湯を飲むことにしている。
また、冬のイメージの強い生姜湯だが、夏には冷やしてコールドドリンクとしても楽しめる。
そんな生姜湯のお気に入りもこれまでいくつも変遷があった。
子どもの頃から今までのおすすめ生姜湯をご紹介しよう。
子供時代から20代半ばまではカネボウ「本葛仕立て しょうが湯」!
秋が深まると近所の薬局でまとめ買いしていたのがカネボウ(現在はクラシエ)のしょうが湯である。
「まさしく生姜が入ってる!」といった香りと味、のどごしで、風邪を引いたのどだとチクチクして咳き込むほどだった。
京都で一人暮らしをしていた学生時代は近くで手に入らなかったため、家族に箱で注文してもらって送ってもらっていたほどだ。
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ちょっとした風邪引きならこれだけで温まって良くなっていたこともあった。
20代後半から数年ハマっていたうどんや風一夜薬さんの「しょうが湯 辛味絶佳」!
27、8歳の頃、用事で毎月関西に通っていた。
帰りにいつも整体を受けに寄り道をしていた。
その最寄り駅の東急ハンズで冬になるとイチオシしていたのが、このしょうが湯だった。
かつて大阪では風邪を引くとうどんやさんで熱々のかけうどんを食べ、その後風邪薬を飲むという風習が下町にあったそうだ。
戦後、薬事法の関係で風邪薬は置けなくなったものの、おろし生姜たっぷりのかけうどんを出していたお店をテレビで見たことがある。
当時、その「うどんやさん+風邪薬」の組み合わせを考え出したのが、現在のうどんや風一夜薬本舗という薬メーカーだ。
出典 audrey-hotaru.blog.so-net.ne.jp
そういえば初めて住吉大社にお参りしたときがちょうど初辰の日(はったつさん)で、境内には、うどんや風の臨時店舗が出ており、思わずうれしくまとめ買いしたこともあった。
このしょうが湯は、お湯に溶かすと本葛のおかげでトロットロになる。
しかも生姜の繊維がしっかりわかるぐらいたっぷり入っている。
一口啜(すす)る、たったいまおろし金でおろしたのではないかというぐらいのリアルな生姜を感じることができる。
即席のもので本物かつ濃厚なしょうが湯はこちらを超える商品はないであろう。
一時期は、このメーカーから直接、徳用袋を取り寄せもしていた。
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さらに、大阪市内の薬局から「うどんや風一夜薬」というアセトアミノフェン中心のやさしい総合感冒薬も通販した時期もある。
ちなみに、気軽に楽しみたい人にはしょうが湯の味をそのままに作られた、のど飴も発売されている。
近所のスーパーでも扱っているところを見かける。
かなりの刺激で生姜のピリピリ感が収まるまで咳き込むこともしばしばというほどだ。
だが、それだけによく効くのど飴といえる。
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東急ハンズならしょうが湯ものど飴も確実に置いてあるはずだ。
本物のしょうが湯の名にふさわしいのが、うどんや風一夜薬本舗の生姜湯なのである。
今年の冬からはマクロビ的なしょうが湯のマルシマの「しょうが湯 本くず・節レンコン入」も併用中!
数年前からのマクロビオティックを生活に取り入れようマイブームのなかで、白砂糖をなるべく避けたり、体を温める本葛やノドにいいコーレン(レンコンの粉末で、のどや咳によいといわれています)を取り入れている。
自然食品店に行くと有機栽培の生姜を使ったしょうが湯もあるが、いくつか試したなかで味の端正な印象でお気に入りなのが広島県尾道市のマルシマさんのしょうが湯だ。
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砂糖は粗糖や黒糖を使用しており、多少は体に気を使っている感が生まれる。
風邪気味でノドがおかしいときには、さらにコーレンを少し足して飲むと咳が落ち着く感じだ。
自然王国の「生しぼりしょうが湯」もなかなか
最近、新しいしょうが湯を試してみた。
自然王国というブランドで販売されている「生しぼりしょうが湯」である。
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国産原料にこだわっていて、生姜を生のまま搾り、濃縮させている。
甘味に砂糖のほか黒糖を使用、澱粉だけでなく葛粉も使っているのが嬉しい。
まろやかでやさしい味。
とろみが強く、葛湯のような印象が強い。
生姜のピリリ感は後からほんのり来る程度で子供からお年寄りまで安心して飲めるだろう。
生姜湯マニアとしては若干「生姜感」が足りない印象は否めないが、地元では調剤薬局の店頭で並んでいることもありときどき飲んでみたいと思う。
寒い冬のお供にはやっぱり生姜湯!
小さい時からしょうがが大好きだった。
子供の頃はスーパーで並んでいるしょうが湯を何種類も買って、とことん試して来た。
そしてたどり着いたのが、いまのしょうが湯たち。
日本の冬にぜったい欠かせない飲み物といえよう。
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