高雄山 神護寺|京都市右京区

高雄山 神護寺は、弘法大師 空海とゆかりのふかい京都郊外の古刹。

紅葉の時期に訪れました。

この記事の情報は2013年11月現在です

360度ひろがる紅葉スポット

楼門をくぐると広い境内です。

見回すと至る処、撮影スポット。

思わずシャッターを切り続けます。

キーパーソン・和気清麻呂

こちらは神護寺を開基した和気清麻呂の霊廟。

和気清麻呂

和気清麻呂像(護王神社・京都)

平安遷都の提唱者であり、また新都市造営の推進者として知られる和気清麻呂は、天応元年(781)、国家安泰を祈願し河内に神願寺を、またほぼ同じ時期に、山城に私寺として高雄山寺を建立している。

高雄山神護寺 | 沿革史

東大寺の手向八幡宮や宇佐神宮での御託宣など、和気氏は神社巡りをしているとときどき現れるキーパーソンです。

テレビでよく見る階段と出会う

テレビでもおなじみの神護寺の石段。

国宝の本堂が見えてきました。

本堂まわりも紅葉撮影のポイント

本堂を彩る紅葉も美しい。

本堂前から石段を振り返ってみました。

真言密教の聖地・神護寺

神護寺は空海も住持として長年関わり、高山寺の明恵上人も若い頃から修行するなど、真言密教の聖地の一つです。

本堂内の薬師如来と十二神将もしばしうっとり見惚れていました。

昭和初期の地蔵菩薩や如意輪観音さんも好みでした。

さらに境内奥のかわらけ投げへ

再び石段を降りて、五大堂の紅葉を愛でてながら厄除けで知られるかわらけ投げのほうへ向かいます。

境内を地蔵院の道へと進むと、庭園の緑の先に紅葉が映えます。

かわらけ投げて厄除けにチャレンジ

厄除けになるという神護寺のかわらけ投げ。

高雄はかなり深い谷になっています。

厄除けは空海が由来らしいですが、毎年厄払いしたいくらいです。

これでもろもろの厄も落ちたはず。

遺跡巡り好きのご夫婦との出会い

かわらけ投げの前にある茶店の脇も見事。

休憩がてら甘酒を飲んでいて相席になった福岡県のご夫婦とお話しました。

若い頃から遺跡巡りが好きでとくに古代史を研究しているそうです。

昨日は湖東の遺跡を見学してきたようで、奥様は付き添いだとか。

ちょうど出雲に行く予定を変えて京都にしたので、ここで出雲の話で盛り上がれるとはご縁を感じます。

お元気で。

本堂に戻って下山

ご夫婦と別れての帰り道で趣のある地蔵院。

あまり人は立ち止まらずちょっと寂しい様子でした。

ぼちぼち本堂の方へと戻ります。

初めて訪れた高雄は、さすが紅葉の名所だけあり、京都の秋はこんなに美しいのかと心に響きました。

2013/11 訪問