フィンランドの北欧デザインを代表するマリメッコのデザイナー・石本藤雄さんの展覧会に行ってきました。
愛媛県美術館で開催中の『石本藤雄展-マリメッコの花から陶の実へ-』。
石本藤雄さんは地元愛媛出身
今回、石本藤雄さんが私の地元、愛媛の砥部町出身と初めて知りました。
展覧会は2つの会場に分かれていて、第一会場はすべて写真撮影OK。
熱心なお客さんはパシャパシャ、スマホで写メしてました。
プロジェクターの映像を北欧デザインのカバーの丸イスで鑑賞。
石本藤雄さんのおだやかな語り口から、ひたむきな職人らしさが伝わってきます。
和テイストのデザインもおしゃれ
会場の1室をすべて使って、天井から吊り下げられた鯉のぼりの吹き流しのようなイメージの作品。
北欧らしいデザインから藍や絞り染めのような日本をイメージさせるものまで、多種多様な模様が楽しいです。
三輪田米山の書とのコラボは必見!
別の会場には、石本藤雄さんの皿やオブジェなどと横山大観やセザンヌなど、イメージのマッチングする有名画家の作品を一緒に展示したユニークな企画になっています。
大好きな松山で戦前に活躍した書家・三輪田米山の「福禄寿」と石本藤雄さんの冬瓜をはじめとするオブジェとのコラボは秀逸です。
目の前のベンチに座ってしばらく眺めていました。
冬瓜の丸みを帯びたオブジェ。
つい触りたくなります。
来場記念に「北欧ノート」
印象派の展覧会のような派手さはないため、来場者が少なめなのが残念でした。
しかしながら、地味ながら全体的によくまとまっていてほんわかさせる、佳い展覧会でした。
気分がアップしたのでショップでセキユリヲさんデザインの北欧ノートを購入。
6種類のなかから一番明るいデザインの「フォレスト」を選びました。
このノート、デザインはもちろんですが、使われている紙も上質で、万年筆でも裏写りしづらい感じ。
しかも赤い糸で糸とじ製本というのがニクいですね。
おだやかな時間を過ごせる石本藤雄展へぜひ
『石本藤雄展-マリメッコの花から陶の実へ-』は現在、愛媛県松山市の愛媛県美術館で開催中です。(2018年12月16日(日)まで)
北欧ノートは”これからこんなことしたいな”的なアイデアをメモするのに使いたいと思います。
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