スマホとサヨナラする方法|デジタル・デトックスはどこまで可能か?(1)

コロナ禍3年目に入って、社会の状況も落ち着き、ようやく図書館に安心して通えるようになった。

市内の図書館は1人あたり10冊貸出が可能だから、まとめて借りて斜め読みするのが好きな私としてはちょうど良い。

007は情報科学

図書館で本を借りるときは、棚を端っこから歩いて行って、おおざっぱに眺めながら、気になるタイトルの本をピックアップしていく。

最近は15分から30分もかからずに10冊を選んでしまう。

図書館の分類記号で説明すれば、いわゆる「00総記」「01図書館、図書館学」あたりから数字の大きくなる順へ棚から棚へと移っていくのだ。

ちょうど「007情報科学」の棚でデジタル技術やスマートフォンの使い方などの本を眺めていて、気になったのがこちら。

ジョージタウン大学准教授でデジタルハック系のブログでも知られるカル・ニューポートの「デジタル・ミニマリスト ー本当に大切なことに集中するー」だ。

生活に少しずつデジタル・デトックスを取り入れてみる

数日に分けてざっと読でいったのだが、ちょうどここしばらく、スマートフォンやソーシャルネットワーク(SNS)と距離を置きたいとあれこれ試行錯誤していた私なりのテクニックも登場していた。

スマートフォンの通知をオフにする
おやすみモードを活用する
SNSアプリを削除する

など、我が意を得たりといった感じだった。

スマートフォン遍歴

スマートフォンにどのようなイメージを持っているのか、人によって違いはあるだろう。

私の場合、「スマートフォンはSNSアプリをチェックするもの」といった意味合いがとても強くなっている。

スマートフォン=SNS?

初めてスマートフォンを買ったのは、2009年、iPhone3GSだ。

まだまだ周りにスマートフォンユーザーは少なかった。

知り合いにスマートフォンの良さを説明しても、「携帯のほうが便利で楽」といった答えが返ってきた頃だ。

前の年に、Twitterに登録したまま使っていなかったが、iPhoneユーザーになってあまりインストールするアプリも見つからなかった私は、とりあえずTwitterで「夕飯なう」「神社なう」など、シンプルなつぶやきで楽しんでいた。

たまにフォロワーさんで年間に万単位のツイートをしている、今で言う「ツイ廃」のアカウントがあったりして、まだまだスマートフォン自体マイナーな頃だったといえる。

iPhoneユーザーが急増した2011年の衝撃

私の友人や知人にもスマートフォン、というよりiPhoneユーザーが増えてきたのは、iPhone4から。

その後、ユーザー急増の決定打となったのは、ジョブスが最後に手がけた2011年4月発売のiPhone4Sである。

ソフトバンクの孫さんがジョブズと仲良しのイメージをアピールして、大々的なキャンペーンを組んだ。

私も、「アレ コレ ソレ キャンペーン」でiPhoneを購入と同時に、iPad 2を月額料金0円から利用できるサービスに乗っかったクチだ。

ただし、iPad2は重量感があったこと、処理能力が思ったほど速くなかったこと、メジャーアップデートでエラーが出ててしまい、サポートに相談しても解決しなかったこと、などから、iPad mini2を購入するまで、YouTube専用デバイスになった。

9年間使ったiPhone4S

これまで使ったスマートフォンのなかで、一番使い倒して愛着があったのもiPhone4Sだった。

カメラの性能は、今見ても画質で一応の及第点を与えられるレベル。

4インチの液晶画面で、持ったサイズ感は手になじみやすく、どこにでも持って行きやすい。

ネットブラウジング、カメラ撮影、スケジュール管理、SNSアプリ、音楽、YouTubeなどの動画視聴はもちろんのこと、写真の編集加工、Wordpressへの記事投稿、ネットバンキングの利用など、現在も日常的にスマートフォンで使っている機能が2011年からしばらくの間に揃ってしまったといって良い。

その後、2016年になって、新しく1万ほどで格安中華スマホに買い替えた。操作感がもっさりして結局、SoftBankのSIMロックがかかったままのiPhone4Sに、mineoのSoftBank系やLINEモバイルのSIMを入れて使っていた。

正規の手段で一度バッテリーを交換したのみだったが、今でも待受だけなら1〜2日ほど電池は持つ。

たまたまバッテリーの当たりが良かったのだろう。

とはいえ、ちょこちょこ使っていると、すぐに電池マークが赤になったり、突然シャットダウンしたりすることが増えてしまった。

初のAndroidはSHARPのAQUOS

それまでiPhoneユーザーだったが、仕事関係でGmailやGoogleカレンダー、Googleドキュメント(Word形式)やGoogleスプレッドシート(Excel形式)といったGoogleのサービスを使用する機会が多いことから、思い切ってリーズナブルなAndroidスマホを選んでみた。

現在もメインで使っているSHARP「AQUOS sense3(SIMフリー版)」だ。

AQUOS sense3はエントリーモデルで実勢価格は3万円台だったが、OCN モバイル ONE 【NTTコミュニケーションズ】|ドコモのエコノミーMVNO のMNPキャンペーンを使って8000円ほどで手に入れた。

値段の割にカメラも標準と広角の2種類が付いて、使いやすい。

処理速度もブラウジングやSNS、カレンダーチェック程度なら、問題ない。

実際に使って見て大きなメリットに感じているのは、1週間電池が持つと謳っているほどの大容量バッテリー。

4,000mAhのおかげで、1年目はヘビーに使っても2〜3日は持ちそうな感じだった。

また、IGZOの5.5インチ液晶画面は美しく、コスパが良い。

デュアルSIM対応で、メインSIMはLINEモバイルから現在はahamoに。

サブSIMは楽天モバイルを入れたり、入れなかったりしている。