四国八十八ヶ所の第38番札所・金剛福寺そばにある足摺岬。
お遍路さんが足を引きずるように歩くほどの難所だったことから岬名が生まれたといわれています。
岬の灯台と岸壁美
遠くには「日本の灯台50選」の一つ足摺岬灯台。
まな板を縦に何枚も重ねたような岸壁が美しい。
岬一帯は椿のトンネルによる自然遊歩道が整備されています。
足摺の七不思議
足摺の七不思議のなかから、画像左「ゆるぎ石」と中央奥「不増不減の手水鉢」です。
金剛福寺建立に際して弘法大師が見つけたゆるぎの岩は心の善悪を試すのだそう。
また、平安時代に僧侶の師と弟子が補陀洛渡海をしたとき、先に行った師を悲しんで岩に身を投げた弟子の涙が不増不減の水としていまに手水鉢を満たすとの伝承が残されています。
熊野が有名な補陀洛渡海ですが、土佐にも室戸岬と合わせて多くの僧侶が浄土を求めて海に旅立ちました。
亀石
見た目の通り「亀石」です。
岬の沖にある不動岩へ渡るとき、弘法大師が亀の背中に乗ったという云われと関係があるようです。
ハートの穴あく天然のトンネル
白山洞門には驚きました。
正しく絶景。
頂上部には白山神社が祀られています。
手摺も鎖もなく危険なので登るのは控えるようにと立て看板がありましたが、かつては行者が往来していたのでしょう。
洞門近くの海浜で夕陽を見守りました。
こんなに美しい夕陽は久しぶりです。
なかなか綺麗にカメラに納められないのが歯がゆいのですが、少しは感動が伝わればと思います。
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