落ちこぼれを肯定する

poem

じぶんはとても 以前から

社会から落ちこぼれた人だと思っていて 子供の頃から

仕事をしてお金を手にしながら生計を立てる という

子供の頃 私が見ていた・思っていた「大人」たちがふつうにやっていることが いちばん

苦手なまま もう 秋になってきた感じで

もう いいよ

と思うことも ときどきあり

見栄

虚勢

嘘 大げさ まぎらわしい

なんてこの世で正しい作法が いつまで経っても身につかない

そんな

人間の生きる世界の

端っこに片足で不安定に ぐらぐら揺れている

わたし

生きることに真摯だった親や祖父母そして

先祖たち

のような生き方はとても出来なくて わたしは

生まれる手前の段階で もうすでに

生まれた先の むこうの世界に入り込んでいる

だれもなぐさめてくれない のは

だれかかがなぐさめてくれる ような問題ではないから

そこに わたしのとてつもない問題があり

そして

地を這う生き方ではなく

天地が逆さまになる世界の中で生きるということ

天と地の隙間が 酸素 欠乏 に なる

程の幅しかなくなってしまったということ

あるいは、

じぶんは 人として生まれていないのかもしれない まだ

もう 、とっくに

わたしは清らかで醜い生物になってしまっているかもしれなくて

人は こういうとき

きっと

真面目で不真面目

善人で悪人であることを

肯定するのだろう。と#

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