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今夜の読書メモ

今夜の読書メモ|松長有慶「理趣経」中公文庫

「金剛手よ、もしこの理趣を聞きて受持し読誦することあらば、たとえ三界の一切の有情を害すも悪趣に堕せず」(三界のありとあらゆる生きとし生けるもの、すべて殺しても地獄に堕ちない)理趣経(第三段)人間が勝手に作り上げた道徳や倫理を簡単に超えてくる...
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Audibleで読書習慣をレベルアップ!無料体験で始められる聴く読書の魅力

Audibleは、Amazonが運営するオーディオブックサービスです。12万作品以上の対象作品が聴き放題で、移動中や家事の合間に読書を楽しめます。1. 私とAudibleの出会い仕事や家計で悩んでいた頃、知人に小池浩著「借金2000万円を抱...
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中山可穂『サグラダ・ファミリア[聖家族]』【読書メモ】

20代前半、京都で憂うつな一人暮らしをしていたとき、たまたま入った書店で中山可穂の『白い薔薇の淵まで』に出会った。なお、下記ページから中山可穂の作品をKindle版で手軽に読むことができる。中山可穂[Kindle]|Amazon.co.jp...
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白高大神の真実|「神と人のはざまに生きる」を読む(1)

白高大神という心霊スポットの知名度が上がってもうずいぶんと経つようだが、「奈良最恐」や「関西最強」と呼ばれていて、日本屈指の心霊スポットであるのは間違いないだろう。ただ、本当に心霊スポットなのかどうかではなく、なぜ心霊スポットという都市伝説...
今夜の読書メモ

ジョン・ロック「統治二論」

コロナ禍で面白いようにメッキが剥がれ落ちていく日本。年齢と共に「政治や行政など、この程度のものだろう」と諦めつつ気にしないようにしていたものの、ここまでのレベルかと改めて嘆きたくなる。社会に対する2種類の態度『社会を変えるにはどうすればいい...
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「考える」手前の半熟状態を温め続けるには

「考える」ことに溺れて人は「考える」こととどう距離を取ればいいのか。ここ最近、自分の考えることを存在させることへの不安さを感じながら生きています。「考えない」こともできない一方で、「考えすぎる」ことは暮らしを息苦しくする現代。考えすぎないほ...
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「ドゥルーズ 解けない問いを生きる」から思う、最古と最新をつなぐ感覚

確かなものが何一つない時代に書くこと何か話そうとしたり、こうだと結論を伝えようとしたりするたびに、「これにはこういう批判もあるぞ」「証明するデータについてはよく知らないな」など、あらゆる角度から反証できるかもしれないと恐れてしまいます。もち...