韓竈神社は、「からかまじんじゃ」とも「かんかまじんじゃ」とも呼ばれています。
茶畑がひろがる出雲市唐川町の後野地区の山中に鎮座。
登拝するには狭い岩と岩の間、幅45cmをねじり入らなければならない、「人を選ぶ」パワースポットです。
出雲の鉄文化の源
素盞嗚命(すさのおのみこと)がご祭神。
神話によると、新羅(しらぎ)から製鉄技術や植林法をもたらした神といわれています。
朝鮮半島から「岩船」に乗って
素盞嗚命は、参道入口付近の「岩船」に乗って飛来したと伝わります。
いよいよ急峻な参道へ
雨の中、韓竈神社に登ります。
かなりな山奥にあるため、山城の天守閣の階段並みに石段が険峻です。
雨が酷ければ引き返そうかと思っていました。
しかし、気持ちを決めて登りはじめると意外に楽に登れたといった感覚。
いよいよ「胎内めぐり」
韓竈神社といえばこの幅45cmの岩間です。
お腹の出たメタボ体型の人は引き返さなければいけないくらい、狭くなっています。
「本殿」の巨石に参拝
岩間の向こう側から手前へ入ってくると、磐座の前に祠がありました。
韓竈神社の「拝殿(遙拝社)」自体は、麓の後野集落にあります
非常に狭い空間です。
小ぶりな滝は必見
下山してから周辺を少し歩いてみました。
雨上がりで霧が立ちこめています。
小さな滝を見つけました。
素敵な滝です。
これを見ただけでも、山奥まで訪れた甲斐がありました。
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「出雲国風土記」には『韓銍社(からかまのやしろ)』延喜式には『韓竈神社』と記載されています。江戸時代には、『智那尾権現(ちおごんげん)』と呼ばれていました。
祭神の素盞嗚命が新羅(しらぎ)に渡られ、わが国に「植林法」やタタラ製法、鍛冶技術などの「鉄器文化」を伝えられた