昨夜、丑三つ時あたりからうとうと眠ろうとすると、松山の外れの地図が思い出されて、ずっとGoogleマップをあれこれ眺めていました。
ふと、松山周辺のいろいろなラインに気づいて興奮醒めやまずふと地図に目を落とすと「真名井神社」というお宮が東温市の山奥にもあるのが飛び込んできました。
愛媛の真名井神社へ出発
ネットで検索すると重信町の佐古ダムからさらに上流へ行ったところにあるとのこと。ちょうどロードレースなどの本格的な自転車愛好家のサイクリングルートになっているようでした。
日曜日はサンデードライバーが多く、このところ松山は車の運転が危ないので控えているし、しかも雨だけれどどうにも行ってみようと車を走らせました。
佐古ダム
伊予川内線の県道を皿ヶ嶺方向へ上っていくと右手に大きなダムが見えてきます。
佐古ダムというらしく、もとは水争いの激しかったこの地域のために造られたため池だったそうです。ちょっと山手に入ったこんな場所にこれほど大きなダムがあるのを初めて知りました。
そこから道はやがて林道めいてきて狭くなってきましたが、10分ほどで真名井神社の本殿の背中とごあいさつです。
御岳山(みたきやま)
路側に駐車して参道の入り口まで回り込もうとすると、霧に浮かび上がる御岳山(みたきやま)が見えてきました。
最初、御嶽山信仰から来ているのだろうかと思いましたが、古くは御瀧山(みたきやま)と呼んでいたそうです。
ネット情報によると、あまり整備はされていないものの上林のほうからいままでも登山道があって、岩石で成り立つ山頂には祠もあり見晴らしもすこぶる良好、とのことでした。
真名井神社
いよいよ神社の境内へ。
味のあってまさしく蛇のイメージの注連飾りをくぐります。
細い参道に橋が架かってありました。昨夜から降り続く雨で小川も増水気味です。
絵になる石段をとんとんとんと滑らないように上がっていきます。
苔むす景色の境内が現れました。
本殿が何とも、小さいながらエネルギーをぎゅっと凝縮したまま杉林の中佇んでいてしなやかです。
年季の入った神輿が拝殿の天井に架かっていました。
刻を止めて
苔むせ ひとり
秋出水たいろう
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