車は贅沢品!?マイカー処分後の神社巡りの旅をシミュレーション

車を処分しようかと考えはじめて1ヶ月半経ちました。

20年近く、マイカーで往復2,000キロの神社巡りの旅も、年単位でよく出かけていたほど。

ただ、中古で購入したターボなしの軽自動車がもうすぐ20万キロになること、車検代や税金、保険代、中古車ゆえに今後かさむであろう修理代など維持費のことを考えると、これからも持ち続けるのはどうかと思っています。

車 VS. 公共交通機関

車はやっぱり「贅沢品」

固定費の見直し、という視点で考えてみると、車は「贅沢品」であることに間違いない気がします。

車体代をはじめ車検代や税金、保険代や修理費、ガソリン代などを含めて、車の維持費を計算してみると、少なく見積もって月5万円は掛かっていそうです。

ネットで実際に手放した人の話では、月10万円以上のケースも少なくない様子。

電車はバスだけでどこまで生活できる?

地方でも中山間地域のような公共交通機関でのアクセスがない、ほとんど用を足さないエリアでは車を持つのは致し方ないでしょう。

買い物や通院のように、日常生活で欠かせない移動手段だからです。

しかし、私の暮らす県庁所在地のような規模の都市であれば、都会に比べて交通費は割高になるとはいっても、車なしでも生活は可能です。

不便な部分はあるにせよ電車やバス、タクシーも揃っていますし、市内のちょっとした移動ならカブでカバーできます。

そんなわけで、ここ数週間、もし車を手放したときのシミュレーション中。

・地元でバスや電車、タクシーでアクセスできる場所へはなるべく車以外の手段で移動する

・車でないとアクセスしづらい場所へはカーシェアリングをお試しで使ってみる

・長距離旅行は、飛行機やJRの個人パック、公共交通機関を使ってみた場合のシミュレーションをしてみる

・スーパーやホームセンター、日帰り温泉など、それまでほとんど車で出掛けていたスポットへもカブで行ってみる

このようなポイントで車がなくてもどこまで困らないかを検討しています。

紀伊半島一周を公共交通機関で旅するのは大変!?

スーツさんの紀伊半島一周

しばらく伊勢や熊野本宮、高野山のある紀伊半島を旅していないなとぼんやり思っていたとき、鉄道系YouTuberとして有名なスーツさんのこちらの動画を見ました。

鉄道や路線バス、タクシーを組み合わせて、うまく紀伊半島一周旅行を楽しんでいる様子が伝わってきます。

もし車なしで大阪をスタート地点に紀伊半島を旅するなら、どのくらいの時間と費用がかかりそうか自分なりに調べてみました。

マイカーによる紀伊半島一周のスケジュール

神社巡りをよくしていた頃は、車でよく紀伊半島一周をしていました。

神社やお寺の奥宮や元宮、今は地元の人もほとんど足を運ばない山奥の神社のような場所までアクセスしていたので、車でないとアプローチが困難だったのも大きな理由です。

マイカーの場合の、おおよそのスケジュールはこんな感じでした。

1日目:伊勢神宮を参拝して宿泊
2日目:朝、伊勢を出発。新宮を経由して夕方、熊野本宮を参拝して宿泊。
3日目:熊野本宮から龍神スカイラインを北上して高野山をお参りして、大阪方面へ。

伊勢神宮から紀伊半島を回って熊野本宮や高野山を巡るルートは、とにかく車で自然豊かな海岸線から山間部を延々と走って行くので、好きなルートのひとつです。

公共交通機関による紀伊半島一周のスケジュールと費用感

この3日間の日程を電車やバスなど公共交通機関で回ろうとすると、なかなか大変です。

伊勢神宮への往復なら近鉄の伊勢神宮参拝きっぷ一択ですが、そこから南下しようとすると、近鉄かJRで新宮までアプローチ。

その後は、路線バスで熊野本宮へ向かう流れ。

移動だけで伊勢へ行くまで1日、伊勢から熊野本宮までもう1日かかるイメージです。

うまく乗り継いで熊野本宮までたどり着いても、高野山までのアクセスがない。

一度、和歌山まで出て橋本から南海電鉄で高野山にアクセスする、定番のルートしかない様子。

しかも、伊勢から熊野本宮までは安くて約4千円。

熊野本宮から和歌山経由で高野山に行くには7、8千円はかかる計算でした。

田舎を公共公共交通機関で旅しようとすると、車のメリットを痛感します。

マイカー以外の紀伊半島一周の旅は思ったよりハイコスト

結論としては、公共交通機関で紀伊半島一周は費用も時間もかかってしまうため、伊勢神宮は往復のみ、熊野本宮や高野山をセットで回りたいなら大阪から和歌山までアクセスしてレンタカーを借りて回るというのがしっくりきそうでした。

交通費のために旅費をふんだんに使える場合はいざ知らず、マイカーで回っていた感覚で交通の便の悪いエリアを旅するのはかなりコスト高になりそうです。

それでも、車で移動していたときとは心身の疲れはちがうでしょうし、異なる視点で旅をする魅力にわくわくしています。