アイドルグループの新センターが活動自粛まで至ったことについて。

デビュー10周年の乃木坂46。

アイドルの人気も時代とともに移り変わりますが、ここ数年のトップの座に位置するグループでしょう。

新センターが活動自粛へ

新5期生の発表で注目されていた中で、デビュー直前の新メンバーの過去の言動が注目を浴びました。

新センターとして発表された18歳の女の子については、真偽がわからないSNSの情報が噂を呼んで、とうとう活動自粛に追いやられる事態に。

中西アルノに関しまして、SNS上にて様々な憶測や、投稿が飛び交っている状況をうけ、本人に事実確認を行ったところ、一部の発言に関して本人のものであることが確認できました。ただし、青少年の健全な育成に反するような行為や、それを連想させるSNSでの発言

AKBグループの公式ライバルとしてデビューした乃木坂46は、当初から「清楚」が大きなキーワードでした。

[清楚] 飾りけがなく、清らかなこと。また、そのさま。

アイドルを含めて芸能界で何が清楚で何が派手なのか難しいところですが、一時代を築いたAKBとはちがった落ち着いてマナーが良く、ガツガツしていない(イメージ)を求められたといえます。

ちょうど東日本大震災の後、世の中が活気を失っていた時代だったのもあって、昭和的な「やまとなでしこ」のリバイバルのような存在を背負っていたのかもしれません。

時代が変わっても変わらない社会の体質

10代の女の子がアイドルで活動する自体、大人の目から見ればさまざな裏側を憶測してしまって、なんとも言えない気持ちになります。

くわえて、今回のSNSによってあぶり出された過去の言動がきっかけになって活動休止にまで行き着く時代に私たちは生きています。

芸能界デビューによる『有名税』のようなダークなものをどこまで背負うのか、当人やその家族それぞれの考え方は異なるでしょう。

ただ、過去のわずかなグレーのポイントですべての評価が決定されてしまうこの社会を見ると、芸能界に限らず極めて時代的に退行しているのは確かと思えます。