いろり@らいたーさん(@AkaneSparta)に、いじめや不登校に関する記事を寄稿していただきました。
ありがとうございます!
「いじめはどうしてなくならないの?」
「もし学校が合わないと思ったとき、子供たちの居場所はどこに?」
そんなまっすぐな思いが詰まった素敵な記事。
ぜひ読んでみてくださいね。
[寄稿]いじめからは逃げていい【学校に行かないという選択肢】
いろり@らいたーさん(@AkaneSparta)
「学校でいじめに遭っているけれど、誰にも言えない」
「学校に行かないことで、心配をかけたり、攻められたりするのが怖い」
そんな思いを抱えている多くの子供たちがいるのを、悲しく思います。
日本では、まだまだ周りに合わせることを良しとする文化が根付いています。
みんなと同じように学校に行くことは、当たり前に感じられるかもしれません。
だけど、はっきりと言います。
いじめられているのに、学校に行く必要はありません。
いじめはなくならない
いじめはよくないことだと理性的には理解しているはずです。
しかし、そのリスクに対する恐怖や理性的なブレーキを上回るほど、誰かを攻撃することによる「快感」を感じるように、脳はプログラムされているのです。
実際に、制裁行動が発動する時の脳では、「ドーパミン」が放出され、喜びを感じることがわかっています。
(脳科学者・中野信子)
ドーパミンとは脳で作られるホルモンです。
ドーパミンが作られると、私たちは快感や達成感を感じるようになっています。
いじめている人の脳では、ドーパミンが作られ、快感を得るため、またいじめを繰り返します。
学校へ行って、黙っていじめに耐えても、何も解決しないのです。
学校に行きたくないとき助けを求める3つの窓口
① 親
親は一番身近で、信頼できるかもしれません。
でも、まだまだ学校に行かないことは、いけないことだという考え方の人も多いです。
強い子になって欲しいという思いから、必ずしも応援してくれないときもあります。
分かってもらえるまで、長い期間かかることもあります。
心がいっぱいになるまで我慢せず、苦しいと感じたら早い段階で親には話しておいた方がいいです。
② 先生
「いじめ防止対策推進法」という法律があります。
学校の先生は、いじめに対処しなくてはならないと、法律で決まっているのです。
でも、いじめは簡単に解決できる問題ではないので、問題を大きくしたくないために、何とか
学校に来てもらおうとすることもあります。
親身になってくれる先生もいますが、分かってもらえないときは相談する人を変えましょう。
③ホットラインなど
電話やチャットで簡単に相談できるホットラインは、誰にも知られず、話をしっかり聞いてくれるでしょう。
でも、実際に動いてくれるわけではないです。
親に相談できない時、代わりに親へ話をしてくれたり、動いてくれる団体もあります。
費用が必要になるかもしれないので、無料相談の時に、きちんと確認しておきましょう。
学校に行かない間勉強する3つの方法
① 独学
インターネットやYOUTUBEなどで独学することはできます。
しかし、分からないところが、全部解決できるというわけではありません。
少しお金はかかりますが、通信教材やタブレット教材を使っている人もいるようです。
② 塾や家庭教師
塾には、自習室や参考書の貸し出し制度があったりするので、便利です。
家庭教師も分からないことを直接聞けるので、効率よく勉強できます。
ただ実際に「近くの塾に行ったら、同級生に会って気まずい」「家庭教師の先生が合わない」という失敗談もあります。
遠くの塾に通ってもいいか、自習室は時間をずらして利用させてもらえないか相談するなど、親や塾としっかり話し合いをしてください。
家庭教師の先生は、無料体験を利用するのはもちろんですが、最初は期間を決めてお願いするといいです。
合わなかった時に断りやすくなります。
③ フリースクールなど
フリースクールは、不登校になった子供たちが、学校の代わりに過ごす民間の学校です。
中には、通学定期が使えたり、学校が出席扱いになるところもあります。
フリースクールのスタッフは、不登校に理解があるので、安心して通うことができます。
フリースクールの多くは、子供たちの自主性を大事にしています。
勉強しに来ている子だけでなく、遊びに来ている子や、スタッフに話を聞いて欲しい子もいます。
年齢もさまざまです。
勉強だけしたいのなら、物足りなく感じてしまうかもしれません。
しかし、いろんな年の、同じ境遇の仲間と過ごすことで、人間関係を学んでいけるでしょう。
最後に
いじめに耐えることは、辛く長い時間が過ぎるだけです。
その時間、何ができるだろうと考えてください。
勇気を持って、学校に行かないと決めることで、自分を守って欲しいのです
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