poem 【詩】透明なタイミング 「ボクじゃなくてもよかった」と あくまで、前向きにそう宣言するとき すべての時間が巻き戻されて 止まっていたタイミングが動き出す 『だれでもよかったのに、ただたまたまそこにいただけということ』 そう ピストルを持たないガンマン同士が背中合わ... 2014.03.22 poem
poem 【詩】あさひを溶く魔法 きづかなくていいんだよ ということにきづいてしまうと このせかいのめっきがまたひとつはがれて 宇宙を舞う石の上にたった一人で立って 地球を覗くとみどりの樹液が地軸をつたって落ちた 金星にぼくの真実を置いてきた すうっと魔法がとけて 眉間のし... 2014.02.25 poem
poem 【詩】押戸石(おしとのいし) 阿蘇を旅したとき 360度なにもない草原の真ん中に立った 押戸石という巨岩だった』 北斗七星を、北斗七星が 裏打ちされた、地上に 置き石として。王国の宮殿の礎石 中心はここだと磐の精が云う 一時が一昼夜に伸び縮みをして一瞬で。 草原にホログ... 2013.12.15 poem