2022-06

Journey

nanaco plus+ 京都本店(ナナコプラス)|京都市中京区

二十歳前後に都合6年間京都で暮らしていたものの、柳小路を知ったのは最近のことだった。映画のロケ地に行ってみたくて京都を舞台にした恋愛映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」。柳小路は劇中、主人公のふたり、小松菜奈と福士蒼汰がデートで訪れる...
日帰り温泉物語

日帰り温泉物語(5)フサフサのうちにやりたいことをやりなさいとアドバイスされた話。

よく行く日帰り温泉の話。いつもは車で通っているのだが、その日、電車を使った。30分の大遅刻エコのため、またウォーキングの歩数稼ぎのため、週に1回ほど、公共交通機関を利用することにしている。朝、自宅を出発するのが遅れて、いつもより2本遅い電車...
日帰り温泉物語

日帰り温泉物語(4)何度も出禁になったおじいさんが舞い戻ってきた話。

よく行く日帰り温泉の話。30年以上通っているだけあって、個性的なお客さんと出会ってきました。どこの施設でもある話でしょうが、例えば出入禁止になるようなお客さんも何人か知っています。遊び人の気さくなおじいさんに一杯ごちそうになる10年以上前、...
Journey

仰西渠(こうさいきょ)|愛媛県久万高原町

仰西渠(こうさいきょ)とは、久万高原町を流れる久万川の上流の水不足を解消するため作られた江戸時代の用水路のこと。この場所を知ったのは、「もしマイカーを手放した場合、久万高原に遊びに来るにはどうしたらいいのだろう」と松山市内からのバスを調べて...
日帰り温泉物語

日帰り温泉物語(3)今日はちゃんとお風呂が沸いているか心配な話。

よく行く日帰り温泉の話。こちらの施設自体はバブル後期の1990年頃に建てられました。創業者の夢のあと地元の企業の会長が、趣味で建てたような日帰り温泉。館内は有名作家の絵画や書画などが所狭しと飾られていて、創業者の趣味と税金対策としか思えない...
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文芸雑感——俳句を中心としてーー[下]その1(1997年)

以下の文章は、上記のブログ記事のつづき文芸雑感——俳句を中心としてーー      下 (その1)不易なき流行流行という物が、大衆の「ノリ」を標的に作られるようになって、どのくらいたつのだろう。これがもはや不易に裏打ちされた流行でないことだけ...
日帰り温泉物語

日帰り温泉物語(2)知らないおじさんにショッピングモールについて質問された話。

よく行く日帰り温泉での話。2021年5月、コロナの感染状況が、まだまだ先行き不透明な時期のことだった。露天風呂で浸かっていると、不意に、隣にいた50代くらいの男性に声を掛けられた。「このあたりの方ですか?」「ええ」「近くのショッピングモール...
日帰り温泉物語

日帰り温泉物語(1)ある日、末期がんとわかった常連のおじいさんの話。

よく行く日帰り温泉での話。70歳過ぎの常連のおじいさんですが、先月、咳をしたら血痰が出て、かかりつけ医を受診したそうです。突然知った顔見知りのおじいさんの末期がん強く咳き込んで痰に血が混じる、というのはそれほど珍しくはないですよね。鼻やのど...
Journey

土屋鞄製造所 軽井澤工房店|長野県軽井沢町

普段愛用している土屋鞄の革財布。肌ざわりが滑らかで、持っているだけであったかい気持ちになれる逸品だ。初めて軽井沢を旅したとき、「土屋鞄製造所 軽井澤工房店」で手に入れた。南軽井沢エリアにある土屋鞄の直営ショップ土屋鞄には、南軽井沢にある「治...
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文芸雑感——俳句を中心としてーー[上]その2(1997年)

以下の文章は、上記のブログ記事のつづき文芸雑感——俳句を中心としてーー      上 (その2)俳句は老人の余技に過ぎないのものか……かかるものは、他に職業を有する老人や病人が余技とし、消閑の具とするにふさわしい。しかし、かかる慰戯を現代人...