諏訪には数年に1度、人生の切り替わりを感じるタイミングで訪れる。
都合5回ぐらいになるだろうか。
甲州ほうとう小作 諏訪インター前店
諏訪滞在で必ず立ち寄るのが、山梨や長野に支店があるほうとうの小作。
初めてお店を訪ねた頃は、猪肉ほうとうが多かった。
馬刺しやつくね串などサイドメニューも試してみる。
やがて変わったメニューも試してみたくて天重や、白玉ぜんざいのような味わいのあずきほうとうなども食べてみた。
熊肉ほうとうは天然の獣臭たっぷり
熊肉ほうとうを注文した際は、店員から「熊肉は養殖ができないからすべて長野の山々の天然なので、かなり獣臭いですけど、大丈夫ですか?」と確認された。
物は試しと頼んでみたところ、一口かんだだけで獣臭さが口から鼻へと広がって、平らげるのが大変だった。
大盛の野沢菜の漬物がセットで付いてくるのは、熊肉の臭みを抑えるためらしい。
すっぽんほうとうにハマる
諏訪を最後に訪ねた際は、諏訪に2泊滞在し、1日目の夕食、2日目の夕食、3日目のブランチと3食通った。
メニューで一番高いすっぽんほうとうがことのほか美味しくて、お気に入りになった。
初めてすっぽんほうとうを頼んだときは「すっぽんの用意に時間がかかるので、45分ほどかかります」と言われたが、旅の空で食事が終わったら宿に寝に帰るだけだったので店内を見回しながら待ってみた。
すっぽんほうとうは、すっぽんを丸ごと1匹使っている。
甲羅をはじめブツ切りの首や手がかたちそのままに使ってあってグロテスクだが、旨さへの感動が勝った。
翌日も11時に開店を待って入店し、すっぽんほうとうを注文。
今日は段取りがよかったのか、30分もしないうちに運ばれてきた。
その後、11月の冷え込む富士山麓へと向かったが、何時かもずっと体がぽかぽかしていた寒さしのぎにはぴったりの昼食だった。
公式サイト)甲州ほうとう 小作