君と僕が親友だったなんて
もうこの世でそんな大事なことを知っている人なんていないはずなのに
わたしは、いつも 君と僕が 恋人以前
と 以後の 不思議なスペースがあったことを感じている
君は。もう。いなくなってしまったけれど、
僕は、カナシイのは
君と僕が恋人ではなく親友だった事実を、誰かが支えてくれる
手応えがなくなってしまったことだ
恋でも愛でも、人と人との おかしな熱病の関係というものはいつも
閉じられているのに/開かれているけれど、
友達だとか尊敬するのだとか、そういうこの暮らしの中で、さして役にも立たず
誰かが認めてくれるわけでもない
関係というものは、常に開かれているのに閉じられている
ばかりで」、
恋人や家族や親や子がいなくて
も人は生きていける
けれど。友達や尊敬する人等々。がいなくなれば。
長い時間をかけて自分の何かが磨り減ってしまう」そんなことなんてあるはずがないと思う人は、
「
今、自分を愛したり恋したりできるだろうか
それくらいもしかすると簡単にできるかもしれないが、私たちは
自分自身を友達に据えたり、尊敬したり、といった
日常的に見える」非、日常なことに・どこまでも・無力だ。