木石が高く評価される

poem

見える世界を 見えない世界で解決

しようとする

しようとすると人は自ら

陶酔する

見えない世界を 見える世界で解決

しようとする

しようとすると人は木石のような

単純機械的な日々を送ることしかできない

 

わたしはいまから

日の光をあつめ

月の光に変換する装置をつくる

各々 ひかりにはいろがあり

においがあり

てざわりがある

それを見分けることができるのは

幼児期に見た夕日のおかげだ

 

わたしはすべてにふくしゅうしたい

その それをすべき根拠

とは何か

 

わたしは 透明な時間の箱に閉じ込められていた

わたしを 慰める

わたしは 大きさのちがう時間の箱に入れられて

鍵を掛けられていた

鍵を掛けていたおとなたちを

箱の上から見ていた

見続けていた目を逸らすことなどせずに

わたしは閉じ込められていた箱のなかから上を向き

おとなたちの無機質な表情を見つめ続ける

 

すべては

すべてが

あまりにも無機質過ぎる

無機質な木石が最も高く評価される時代に

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