その先の2秒前で

poem

滝の落ち込む

2秒前の、

河瀬に

いる わたし

ワクワクしながら待っている

これからピークを過ぎていくところからが

正当な 幕開け

 

要らない物を処分する たびに

要らない自分を処分している ようで

この場にしゃがみこみ うずくまって

 

全身の表皮は 剥がされた

赤く すりむけた わたしは

潮水に浸けられて また

赤く ただれてしまっている わたし

 

鏡像の世界には わたし

しかいない

音のない世界

振動 音のない世界

明るい闇と 薄暗い昼とのあいだ

 

かけがえのない わたしは

奇妙にも

たったひとりしかいない

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