身曾岐神社 (ゆず と auの”聖地”)|山梨県北杜市

Journey

長野で田舎道を数分車を走らせていると、道路脇の電柱に「身曾岐神社」(みそぎじんじゃ)と書かれた小さな看板がやたら目立つ地域に入った。

こんなに案内板を出しているのはきっと神道系の新興宗教だろうと思って、ふと明治になって生まれた古神道系で名の知られた神社であることを思い出した。

身曾岐神社の存在は知っていたが、場所が長野でしかも偶然出くわすとは思ってもいなかったので驚くとともに、一度は行ってみようと行き先を急遽変更した。

この記事の情報は2017年6月現在です。

道すがら初めての神社に出会う

諏訪湖から南東に流れる盆地沿いに広がる諏訪市、茅野市、原町、富士見市。

それぞれ縄文遺跡が集中するエリアである。

そのうち最初に富士見市の井戸尻遺跡(井戸尻考古館)を目指そうと最寄のインターを下りてから、身曾岐神社に立ち寄ろうと風が吹いた。

その筋で知られた八ヶ岳の古神道系神社

身曾岐神社を初めて知ったのはいつだったか忘れたが、たぶん鳴沢泰平さんのブログ「天下泰平」だったように思う。

一時期、ヒーラーの友人に勧められてこのブログを最初の記事からすべてさらったことがあった。

その中に、身曾岐神社について書かれた記事があった。

伯家神道とのつながり?

身曾岐神社は伯家神道の流れを汲むという。

もうずいぶん前になるが、一時期、集中的にスピリチュアルや古神道の本を読み漁っていたとき、伯家神道が明治になるまで天皇家にとって非常に重要かつ深い存在で、宮中の奥深く、秘儀の祭祀を続けていたと紹介されていた。

身曾岐神社のご祭神である井上正鐵翁も明治以来の古神道の流れを解説する本には必ず出てくるほど名の知られた神道家である。

八ヶ岳に鎮座するという意味

最寄インターから看板に沿って車で15分ほどで身曾岐神社に到着した。

身曾岐神社の敷地は山梨県の北杜市となっている。

身曾岐神社の建てられた八ヶ岳周辺そのものが新しい宗教や信仰、食生活、生き方を生み出そうとする人たちの集まる場所というのも気になっていた。

たとえば、マクロビオティックスや自然食品、自然農法といった食に対して意識の高い団体やお店、個人も諏訪地方から山梨県の北杜市に掛けて移転や移住が続いていると聞いている。

駐車場から境内へ向かって歩くと、雨がパラついたり止んだりと、雲の広がるなかの参拝となった。

さすが身曾岐神社のあるこの辺りは標高が900mにもなるので、6月でも肌寒い。

あわてて裏地付きのウインドブレーカーを羽織る。

ゆずの結婚式の神社とわかって

基礎知識を持ち合わせないまま参道を進んで広い境内に出た途端、断片的な情報がつながった。

本殿の右手に建つ、美しい湖面に浮かぶ能舞台を見て、薪能、そして歌手のゆずと関係のある新興宗教の神社だとひらめいた。

実際、この身曾岐神社は禊教という新興宗教の拠点でもある。

ワイドショーでゆずの北川さんと女子アナが結婚式を挙げたとき、その辺が強調して取り上げられていた。

参道の鳥居にはしっかりと北川さんが奉納したと記されている。

引き締まる能舞台、そしてご神木のエネルギー

手水を使ってから祈祷所である火祥殿、そして拝殿を参拝し、能楽殿のほうへ向かう。

能舞台の古風な美しさ、凜とした佇まいは見事だ。

さらに、進めるところまで行くと聳えていた「縁結び 子宝の杉」が気になった。

このご神木の若々しく鋭いエネルギーは見るものをさっぱりと浄めてくれそうだ。

案内板にある作法で幹の周囲を回ってしばらく佇んでいると、天からのエネルギーがやさしく充電されるようで心地よい。

粘り気や重みのない、新鮮なパワー。

感謝を伝えてから、少し離れた授与所のほう振り返ると、鯉のエサが売られていた。

子供のように鯉と遊んで

鯉にエサやりなんて旅の空ならではの不思議な気分だが、一袋買って池の畔に立ち、あっちに投げ、こっちに撒いてと立派な錦鯉たちと遊んだ。

そして、すぐそばの石のベンチに腰掛けて、しばし能楽殿や拝殿、美しく掃除の行き届いた境内の玉砂利を眺めていた。

駐車場に戻ろうとするとまた小雨が降りだして、参道の脇にある養生館へ飛び込む。

休憩所と売店が入った建物で、冷えた体を温めたくて甘酒をいただいた。

売店コーナーにはゆずにあやかった健康茶やゆずの砂糖漬けなど、土産物には事欠かない。

auのTVCMのロケ地

休憩しながら身曾岐神社をスマホで検索してみたら、ちょうどいま流れているauのTVCMのロケで能楽殿が使われたという。

YouTubeでCM動画を見てみると、桃太郎シリーズの若手俳優陣が能楽殿で話しているシーンが登場してミーハーな自分はとても満足した。

新興宗教系の神社ということだが、ゆずのファンはもちろん、一度訪れてみて独特のさっぱり感漂う境内を味わってみるのもいいと思う。

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