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自信

人を疑いたくないのに人を疑ってしまうのは自分に自信がないから自分に自信がないから人を疑ってしまったときは人を疑ってしまったことの後悔で泣いてしまいたくなる
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落ちこぼれを肯定する

じぶんはとても 以前から社会から落ちこぼれた人だと思っていて 子供の頃から仕事をしてお金を手にしながら生計を立てる という子供の頃 私が見ていた・思っていた「大人」たちがふつうにやっていることが いちばん苦手なまま もう 秋になってきた感じ...
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【詩】卵が。でなく、殻がイヤ割れて溶け出すアリ意味。

目の前の私を囲い込んでいる世界のひとつひとつの物。と、事から。それぞれ、そうひとつ ひとつ 一個ずつ意味が溶け出していく意味が薄れる物。と、事は。すべて球体、から卵型=。紡錘体 となっていき割れたと云う殻から殻が割れたと 私ではない人が云っ...
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【詩】私は友達になれない、なぜ。

君と僕が親友だったなんてもうこの世でそんな大事なことを知っている人なんていないはずなのにわたしは、いつも 君と僕が 恋人以前と 以後の 不思議なスペースがあったことを感じている君は。もう。いなくなってしまったけれど、僕は、カナシイのは君と僕...
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【詩】骨格

骨格のような人生のような骨格が。無数に方々へと散らばって私は私の骨を拾うぬるりとした人生気づけば自ら首を絞めていたし私の影が足首をつかんで引っ張り下ろそうとしていたり信じる には 疑いすぎてしまい疑う には 感じすぎてしまった生まれたときは...
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【詩】ゼロをイチに変えるということ、イチから無数に広げられると自負している人

あるとき友人が、見えない世界を取り扱う世の中にはゼロをイチにする人とイチを10や100や1000にする人と2種類いるのだといった。どのくらいの比率なのかと尋ねるとイチを無数に広げられる人ばかりだという、ゼロをイチにする人はまったくといってい...
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【詩】白い光を手のひらで持ち続けることができない

気軽に仲間に誘ってくる人たちが多くてどうして閉じられた世界でしか使えない通貨ばかり溜め込もうとするのか開かれた白い光の世界との境目は、もうすっかり消えてしまっているのにシームレスな世界を求めない人たちは、じぶんがみえないじぶんを抱えきれなく...
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【詩】シャツ、裏返しで

近所の男の子、よく話しかけてくれるその子の家からこちらにやって来る長袖シャツを裏返しに着てごあいさつをしてくれたと思ったら、ずっと前に行ってしまったわたしのこどもの姿に変わった長袖シャツはきちんと表で着ていてでも、短パンを裏返しに履いていて...
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【詩】領海に溶け込んで

私はいま どこにいるのかどこを彷徨っているのか日本にいるのか日本という国にいるのかそれともただ単に日本列島という土地に立っているだけなのか私がずっと思っていた場所にじつは ずっと存在していなかったのかもしれない離人感国なき民のうごめき魂が消...
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「結氷」

冬空の下 湖面を覗くと5歳の時の僕がいたその時 君は 一体 いくつだったのか山から吹き降ろす風は君のその表情ほど凍り付いてなんかいない別々に歩いて行こうと 諏訪湖の 湖畔のコテージで話し合った夜君の表情はまだ曇っていたけれど僕は見逃さなかっ...